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瀬戸内国際芸術祭●豊島6

teshima30.jpg

家浦港の
トビアス・レーベルガー 「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする(日本フランチャイズバージョン)」
題名ながい!!
さすがドイツ人(?)
空き家を改装したレストランです。

teshima31.jpg

見学だけもできました。
派手派手!
古い町並みに突如現れる作品は
なんだか時空をねじ曲げたみたいな存在感を発揮しています。

このお店は会期終了後も残るそうです。

次に向かったのが
木下晋「101歳の沈黙」「100歳の手」「100歳の彗眼」

一軒家の中に、大きな鉛筆画が3枚。
靴を脱いで土間にあがると
まず大きな、しわくちゃの両手が迎える。
畳の上にはお客たちがおもいおもいの座り方で、
手には絵のモデルとなった小林ハルさんの経歴を読んでいる。

私は小林ハルさんを知りませんでした。
●最後のゴゼ小林ハル

小林ハルさんは106歳でこの世を去った
最後のゴゼとして有名な方。
産まれて100日目で、目が見えなくなってしまい、
祖父からの虐待で奥の部屋に閉じ込められ、
「声を出すな」と言われて育った。
こっそりとかわいがってくれた父はハルさん2歳のときに他界。
母親はひとりで生きていけるようにと、
ハルさんに裁縫を仕込むが
自分の目が見えないと言う事すら理解できない
針に糸を通すだけで、5ヶ月もかかったという。

そんな母の心もむなしく、
ハルさん5歳のときに、村にやってきたゴゼの親方に
祖父が弟子入りを決めてしまう。

ゴゼというのは、目が見えない者が
生きていくために三味線を持って家々を回り
わずかなお米などをもらうというもの。
しかし何かが貰えるとは限らない、蔑まれ、石をぶつけられることも
あったという。

ハルさんの人生はそれからも波乱に満ち、
これでもかこれでもかと、試練が襲いかかります。
それでもハルさんは歌い続けました、
そして70代になって、引退を決意したとき
世間は彼女の価値にようやく気がつき、
78歳で人間国宝に選ばれたのでした。

白黒の鉛筆画は、うすぐらい民家の壁にかけられ
そこだけがライトで照らされて
神々しく見えました。

2枚目の絵はハルさんの横顔。
眼を描いていました。
「彗眼」という表現に、見えていない眼から発する
強い光を感じる一枚でした。

3枚目の絵は、はしごを登った
屋根裏にありました。
そこにはひっそりと、祈るような
ハルさんの肖像がありました。

なんだか胸がいっぱいです。
涙腺がゆるんでゆるんで
あわてて外に出ました。
一人旅だから誰にも見られないと思い
外で号泣です。。。

teshima32.jpg

猫に見られました。

豊島にいられたのは、半日のことですが
いろんな出会いと刺激があって
ものすごく充実してました。
まだ半日ですよ!
(この旅行記、いつ書き終わるんだろう)

teshima33.jpg

そして謎のおじさんに教えてもらった
はちじゅうろうさんの地域活動デビュー作を
発見。
はちゃめちゃ感がはちじゅうろうさんらしいです。

フェリー乗り場で時間をつぶしていたら、
また新たなおじさんがいろんなうんちくを聞かせてくれました。
みんな「おもてなしの心」が一流です。
これからも胸を張って、豊島の魅力を伝えていって欲しいです。

さらば、豊島!

次は女木島です。

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ゴゼ

私もゴゼって初めて聞きました。
過酷な人生だったハルさん、与え続けたその生き方には頭が下がります。
晩年才能を認められ、忙しく過ごせたのが救いでしょうか。。。

美、あらためて知りました。

瀬戸内の一見のどかな島での強烈な出会いでした。
生命力の強さは、精神の練磨を経て、美につながるようです。
タンパク質リッチの筋力ばかりではダメ―あらためて思い知りました。

まめさんこんにちはv-252
ハルさんは最後、「次生まれるときは虫けらでもいいから、光が見える眼が欲しい」
と言ったそうです。
あらためて眼が見える幸せについて考えさせられますね。

マッチョ?

通行人さんこんにちはv-30
たしかにマッチョでも精神面の強さがないと
生きていくのは大変ですね。
いろいろと考えさせられる展示でした!
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たまに走ったり、
節電手芸したり、
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